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八重山日記  <2009年02月28日  “Hills Yamabare”と屋久島縄文杉>

  ※屋久島はもちろん八重山ではありませんが、世界遺産登録を目指す八重山の大先輩として学ぶところが多々あるかと・・・。

 屋久島の“縄文杉(①)”に会いに行って来ました。“三代杉・翁杉(②)・大王杉・夫婦杉・仁王杉”等樹齢数千年の屋久杉や杉以外のヒメシャラやもみの木やその他多くの大樹にも挨拶が出来ました。屋久島は林芙美子の小説“浮雲”に「月のうち35日は雨」とある様に、この5年間の平均年間雨量が平地4500mm・山地7500mmと東京の1500mmに比べ各段に降雨量が多いところです。その雨と2000m弱の山を数多く持つ地形から太古からの神秘的な大自然を現在に残しています。川の姿(⑩)は荒々しく、その水はどこも清らかでした。豊富な雨量と湿度は宮崎駿監督が“もののけ姫”製作時に訪れたという“白谷雲水峡”に限らず“苔生した神秘の森(④)”を形成し“コケ(⑦)と切り株は杉の赤ちゃんのベッド(⑧)”になっていました。数が増えているという“ヤクシカ(⑤)”が“トロッコ道(⑥)”に何度も現れました。

 豊臣秀吉の命により切り倒されたという“ウィルソン株(③)”に代表される様に屋久島の貴重な自然は常に伐採・開発の危機にさらされて来ました。1993年12月に日本で始めて“白神山地”と共にユネスコの“世界自然遺産”に登録された“屋久島”は、登山道を歩いても海岸を歩いてもほとんどゴミが落ちていないことに驚きました。島民の方々のご努力と自然保護の意識の高さを感じさせられました。

 “Hills Yamabare”の石垣島・八重山・沖縄も現在世界遺産に登録の動きが有る様です。その動きを通じ石垣島・八重山・沖縄も、海山のゴミを減らし、自然保護を更に進め、貴重な大自然を次世代に受け継いで行く力になればと願います。大先輩の屋久島に学ぶことが多々あるのではと思いました。

 “縄文杉トレッキング”の前日の2月27日に屋久島一周ドライブをしました。“ヤクサル(⑨)”には“西部林道”で出会いました。水量が多く、巨大な岩板をなめる様に落ちる滝(⑪大川の滝・⑫千尋滝)は勇壮・豪快そのものでした。海岸線(⑬)も勇大で険しく・美しく、平地の“志戸子ガジュマル”の北限(写真⑭は中間のガジュマル)、高地は杉の南限で、暖帯から温帯更に亜高山帯の気候を全て持った島、屋久島でした。

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