石垣島の宿泊 貸別荘 コンドミニアム Hills Yamabare

   

八重山日記  <2011年03月17日  東日本大震災(東北関東大震災・東北地方太平洋沖地震)>

 2011年3月11日14:46 マグネチュード8.0 震度7の東北地方太平洋沖地震(東北関東大震災・東日本大震災)が起きました。 私は東京芝浦のオフィスで震度5弱の揺れを体験し、帰宅難民となりました。TV等を通じて次第に明らかとなった東北の被災映像は涙なくしては見られませんでした。 お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、ご不明の方々のご無事をお祈りし、被災された方々の安全をお祈りいたします。また、1日も早い復興のために、こんな私でも何か手助けが出来たらと考えております。

 東北地方太平洋沖地震(東北関東大震災・東日本大震災)の被害を甚大にしたものは津波です。東北東海岸は津波の常襲地域であり、その防災対策と防災意識は日本一であったと聞いています。それでも東北地方太平洋沖地震(東北関東大震災・東日本大震災)の津波のパワーはその上を超えてしまったことになります。

 八重山を含む先島諸島は③1771年明和の大津波を経験しています。1万人を超す犠牲者を出したその津波は最大波高40m・最大遡上高80mとも言われていて、大浜の公園にはその津波で海底から運ばれた巨大な④津波大石(うふいし)が保存されています。その津波の塩害や疫病のため八重山の人口は明治時代初頭には1/3にまで減少してしまったそうです。そんな過去を持つ石垣市の津波対策は比較的進んでいる方かと思われます。石垣市の②防災マニュアルをご覧ください。                             クリック→ [石垣市津波防災マニュアルへ] [石垣市津波非難経路等]                                             “①Hills Yamabare”の床レベルは標高約20mで大津波警報時でも津波が侵入する可能性が低い地域②に入っています。しかし、自然の力は人間の想定を遥かに超えることがありますから、ぜひ“Hills Yamabare”にお泊りのおりには、TV前ローテーブルの引出しに入っている、“防災ファイル”に目を通して下さい。そしてそれをご自宅や他のご旅行先でも、安全のためのご参考にして下さい。

 東北地方太平洋沖地震(東北関東大震災・東日本大震災)は福島原発事故が加わり、予断を許さぬ状況になりました。⑤チェルノブイリの二の舞にならないことを祈り続けるばかりです。私は、震災の復興は日本人なら逞しくできるものと信じています。しかし、放射能は何百年もの間、広範な地域を死の土地としてしまいます。人命・生活・子孫・自然環境に与える甚大かつ長期に亘る被害は想像を絶します。成人より顕著に患う子供の白血病・がん・・・・、厳しい現実です。

 経済へのダメージも想定不能です。汚染土地の価値は無くなり、汚染された水を使わざるを得ない飲まざるを得ない状況が生じ、農産物・畜産物・海産物は売っては・食べてはならなくなります。また、観光業は広範囲な地域が顕著な影響を受ける最も弱い業種で、福島・東北・関東に限定されず、外国から放射能汚染国に観光に赴く人が激減し、日本全体で落込む可能性が有ります。

 自然の猛威は致し方が無いですが、人はミスを起こすものなのに、なぜミスが起きたら取り返しのつかない原発を、日本は世界人類は反対者を退けて作ってしまうのでしょうか。下の⑥チェルノブイリ放射能汚染分布図(アサヒコムより)と⑦コミックのメルトダウンの影響(ヤンマガ COPPELION第2話より)を参考にご覧下さい。⑥放射能物質はまだらに汚染し、都心と福島の直線距離約250kmがとても危険な距離であることが分かります。汚染範囲、福島から直線距離600kmは、北は札幌・南は徳島位までになります。⑤チェルノブイリ4号炉事故はたった1炉で広島に投下されたアメリカ軍の原子爆弾(リトルボーイ)500発分の放射能をまき散らし、その周りには現在600年間人が住めない無人地域が広がっています。

 2011年3月17日現在日本の福島原発の避難勧告地域は半径20km・屋内退避勧告地域30kmですが、アメリカ軍は救援部隊に半径80km立入禁止・112km以内に近づく際はヨウ素剤を服用することを義務づけました。またアメリカは半径80km以内のアメリカ国民に避難勧告を出しました。公的な各国外国人の日本脱出が始まっています。昨日ドイツはドイツ国内の1980年以前に稼働した、 原発7基すべての稼働を少なくとも6月まで一時停止する方針を明らかにしました。老朽化・戦争・内戦・高原性インフルエンザパンミック・その他の事情で原発の保安が出来なくなる状況は、天災以外にもいくらでも起き得ます。そんな時、各国の原発も暴走を始めるのでしょうか? 脱原発・クリーンエネルギー・省エネ社会の道を日本が世界人類が探り当てることを祈ります。

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