八重山日記 <2020年05月04日 COVID-19の抗体検査とワクチン>
アメリカの“ロシュ”の抗体検査薬をアメリカが特例で承認し、日本も特例で1週間位で承認するとのニュースが有りました。 こういったもので100%とということは有り得ないものだと思いますので、「ほぼ100%」のこのキャッチに私はトランプさんの影を見てしまいます。 トランプさんの言うことはもう信じられなくなってしまっている私です。
100%は有り得ないと思うものの、かなりの高感度でしかも血液検査のためPCR検査の様に検査スタッフの感染リスクが高くなく低いということですので、これが正しく使われ、COVID-19終息に効果が出ることを切望します。
抗体検査のことを知ろうとHPを色々見たのですが、残念ながら私が理解できる分かり易いものは有りませんでした。 国立感染症研究所のHPはきっと深く勉強すればそれを知ることが出来るものなのでしょうか???↓ でもこれを見た後も、「ほぼ100%はたぶん無いでしょう」と思いました。
神戸中央市民病院が外来患者にCOVID-19の抗体検査をして外来患者3%が抗体を持っていたことを公表し、話題になりました。 ニューヨークやイタリアの感染爆発地域で確か半月前位のデータで10数パーセントでしたから、日本も私に言わせれば大差無い感染経歴有者率であることが分かったわけです。
私は、東京は神戸より感染経歴有者率は高いと勝手に想像します。 神戸と同じ率とすると東京の感染経歴有者数は420,000人(=14,000,000x3%)でPCR検査で確認されている4,600人の約90倍になります。 神戸の600倍より東京はずいぶん少なく出ました。 ということはやはり東京が3%より高いんだろうという可能性が有るわけです。 政府・自治体はぜひ早くちゃんと調べて発表して欲しいです。
こんなデータが政府や自治体ではなく、1病院から最初に出たことは、今後の反省点にして欲しいと考えます。 アメリカ・ヨーロッパ等の海外にも遅れています。 ロックダウン・外出営業自粛の出口戦略にこの抗体検査結果が必要らしいです。
稚拙でない、有効なワクチンが全世界に行き渡る日が待たれます。 朝日DIGITALに現在のワクチン開発情報が纏められていました。 タイトルに1年~1年半先?とありますが、もっと悲観的な予測をしているHPも有ります。
ウィルスはどんどん進化します。 ウィルスの進化スピードは人間のそれより桁違いに早いので進化したウィルスが強毒化してまた襲ってくると、人間がせっかく獲得した免疫がまた機能出来ないため、パンデミックの2波・3波が過去の疫病で起きています。
それを考えあわせれば、日本国内で言えば、2020年1月初めの日本国内での、COVID-19に無縁の生活を取り戻す日は、早くても2022年になってしまうと思われます。
まずは、治療薬・ワクチンの無い今を感染せずに乗り越え、その後もず~と感染予防生活を身に付け実行し続け、ウィルスと供に生き続ける・・・。 これがまだ感染していないか感染したことに気付いていない人にとっての目標なのでしょう。
私の母は1912年生まれでした。 スペイン風邪のパンデミックは1918年が第1波で1919年の第2波・1920年の第3波と有りました。 母の父・私の祖父はスペイン風邪で亡くなりました。 母が6歳~8歳で祖父はスペイン風邪で亡くなったことになります。 母は私をとても大切に、衛生・健康に気を付けて育ててくれていたのを思い出しました。 それを思い返せば、スペイン風邪の記憶が社会と母に強く強く有ったからなのだと、今とても感慨深いです。