八重山日記 <2020年03月12日 “Hills Yamabare”とCOVID-19対策>
※お客様のご宿泊のご参考に
“Hills Yamabare”のHPに、以下の通り、COVID-19(新型コロナウィルス肺炎)に関する❝Hills Yamabare❞における私共の対策と、お客様にお願いするご注意を載せさせて頂きました。
COVID-19(新型コロナウィルス肺炎)は2020年3月12日にWHOが「パンデミックと呼べる状況になった」と発表しました。 COVID-19(新型コロナウィルス肺炎)の感染防止対策に当たり、100年前のスペイン風邪の時のことを復習することは有効だと思います。
下のグラフは朝日DIGITALに載っていたもので、100年前のスペイン風邪の時“非常事態宣言”を出したセントルイスと、出さなかったフィアデルフィアの時間経過と死亡率経過の違いを現したものです。
安部首相が2020年2月下旬に、公立小中高校の春休みまでの期間の一斉休校やイベント他感染リスクの高いものに2週間自粛の要請を出し、国民の大多数がそれに従ったことで、現在の日本はスペイン風邪の時のセントルイスのグラフに近い状況にあるのではないでしょうか。
つまり日本の現在の状況は、非常宣言が出されたのに近い対策がされたことにより感染者数が少なくなっており、ピークが月単位で遅くなっているということ・・・。
イタリア・イランはスペイン風邪のグラフのフィアデルフィアに近い状況になっているのではないでしょうか。 この様になった時の大変な状況が中国・イタリア・イランからニュースで日々伝えられています。
東京都健康安全研究センターのHPに、その100年前のスペイン風邪の患者数等の表とグラフが有りました。 半年後にパンデミックが収まった様に見えても、次の年、また次の年に流行が起きたことが分かります。 つまり100年前のパンデミックでは、1年後に初年の10分の1の流行が、2年後に1年後のまた10分の1の流行が有ったとのことなのです。(コロナウィルスは強毒インフルエンザより死亡率が低いので死者数では無く、患者数数値に注目して下さい)
100年前の検査手法やワクチンや治療薬が無く、当時の世界社会の政治・経済・交流状況では、3年間の長い苦しみが続いたということになります。 スペイン風邪から100年後の現在の防疫体制や治療・予防医療や情報の共有や各国の対策やWHOにより、スペイン風邪の時から大きく良い方向に変えられることを期待します。
今日現在の日本は、検査体制により感染者と濃厚接触者を見付け、感染者隔離・濃厚接触者に2週間の外出自粛を求めることで、クラスター(感染者集団)を作らない→オーバーシュート(爆発的患者急増)に至らせない様にコントロールしている状況です。 しかし日本でも何時、中国・イタリア・イランの様なオーバーシュートは起きてもおかしくないと言われています。
無症状の患者からの感染が見られるこのウィルスは、今後、ヨーロッパ全土・アメリカ・東南アジア・アフリカ・全世界に広がって行くと言われています。 また、この感染が、検査・医療・防疫体制の弱い国に入ると一層大変なことになるとも言われています。 更に、感染後治癒やワクチンが出来てこのウイルスへの免疫を人類の6割が獲得しないと流行は収束しないとも言われていますので、やはりこのCOVID-19は今後は年単位での注意や対策が必要と思われます。
“Hills Yamabare”は大自然の中の東シナ海を眺望する、八重山時間の流れるレンタルハウス(貸別荘)です。